
本日1時30分、港島ふれあいセンターで、港島小学校の6年生と中学校の1,2年生が、小中の垣根を越えて、一緒に憲法を学びました。
講師は、神戸学院大学の上脇教授。戦争被害と日本国憲法がテーマ。200人の生徒を前に、上脇さんは憲法とは何か。特に、フランス革命での市民革命が生み出した近代立憲主義が、日本国憲法の柱になっていることを分かりやすく説明。
法律は国民が守るべきものだが、憲法は国家が守るべきもの。ここを理解しないと憲法を理解したことにならないと力説。また、日本国憲法は過去の戦争の反省から生まれたもので、ここに平和主義の9条の意味があること。そのためには、近代史を学ぶことが必要だと話されました。
生徒たちからは、「憲法が古くなったといわれているが、それについてどう思いますか。」「憲法違反したときにはどんな罰則があるのですか」「先生はなぜ憲法を勉強しようと思ったのですか」など、なかなか鋭い質問も出されました。
講演内容はレベルが高く、どれだけの子供たちが理解したかは疑問が残りますが、中学生や小学生が現役の研究者から話を聞く機会が与えあられたこと自体が画期的といえるのではないでしょうか。大学と街が一体化したポーアイならではの取り組みでした。私とインターンの学生が一緒にこの総合学習に参加させていただきました。



