神戸空港開港8周年も視界不良
借金の先送りも1000億円に
2月16日で神戸空港開港8年を迎えます。しかし、この数年間の旅客数は240万人前後で、需要予測403万人には遠く及んでいません。また、空港管理収支も、2009年度から実質赤字で、2011年からは他会計である新都市整備事業会計から借り入れしなければならなくなっています。小型機中心の機材により着陸料収入は頭打ちの状況です。さらに市債償還が増えることから今後も借り入れが続きます。

また、空港島の土地処分も進んでおらず、2014年までに空港島だけで1,982億円の起債を償還をしなければなりません。すでにその償還が始まっていますが、造成した土地82.8㌶のうち売れたのは8.1㌶のみです。更に、ポーアイ2期などを含めた新都市整備事業会計全体でも、今ある現金をすべて取り崩しても足りません。 従って、更なる借金の先送りが行われています。その額はすでに800億円です。来年度も更に先送りされ、その額は1000億円になります。結果として次世代に多くの負担を押し付けることになっています。
神戸市は神戸空港の失敗を素直に認め、市民に謝罪すると共に、すべての情報を公開し、需要予測見通しや財政計画を再検証・見直すべきです。
空港開港 8周年集会
とき 2月14日 12時15分から1時
ところ 神戸市役所1号館前

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